|
幕藩時代に苗字を許され、元分元年(1736年)から元治元年(1864年)の間に、岩本家は御用金徴集に3度、応じる。岩本家の紀元は約400年前。もともと、こんにゃく屋を営んでいたが、質屋に転じ、寛政2〜3年頃(1790年頃)現在の呉服店へと変わる。店は石坂町、現在の本店所在地、福井県福井市毛矢3丁目に構え、以来、約200年もの間、創業の地として存在し続ける。【写真:岩本社長】
当時の呉服店は、現在の呉服店とは大きく異なり、行商が中心。近在の農家に出向き、モモ引き材料などを売って歩くと言うスタイルが普通だった。時代劇の「呉服商」に近い商いとなったのは、昭和に入ってからのことである。
【写真:昭和20年頃の岩本本店】
信用第一を看板に、常連客は500人を数えるようになる。常連客との信用取引きで経営は安定し、この頃からすでに振袖などの展示会も積極的に開催している。【写真:本店で開催された展示会の模様(昭和20年代)】
昭和に入り、テレビ放送がスタート。ふりそでの岩本もいち早くテレビCMを放映。“岩本呉服店(当時)”の店名は、福井県内に一気に広まった。やがて時代は車の普及により、商店街などに店を構える地域密着型から、大きな駐車場を構えるショッピングセンターなど郊外型へと変貌。ふりそでの岩本も県内各ショッピングセンターに次々と出店。現在にまで至っている。
【写真:TV放送初期のふりそでの岩本のテレビコマーシャル】
|